SESEBLO

Unity, Clip Studio, etc.

週に一本映画を見るという習慣 && 「メッセージ」

前提

最近、週に一本(今のところ時間も固定して)映画を見るという試みを始めました。

なぜかといえば、タイトルを見るたびに「あ、これ、いつか見たい」と思っている映画はそれなりにあるにも関わらず、見る機会を設けるわけでもなく、ただ月日が経過していってしまっているな、と思ったからです。
このままいくと、思ってるだけの対象が延々と増えていって、いずれ全部見ることが目に見えて不可能になる、と思ったからです。

目に見えて、というのが重要で、おそらく現実には既に破綻は起こってそうなんですが、始めるのが遅くなればなるほどにそれが自明になっていきそうで、そして逆に早ければ早いほど後々週に二本三本と見られるようになる期待もあったりするので、まあとにかくとりあえず始めてしまったわけです。

そもそもそういう対象って別に映画だけじゃなくって、本も音楽もなんでもそういう状態で、なので(自分にとって)一番ハードルの低そうな映画くらいはやってしまわないと、第二第三のそういうものに手をつけるのはいつになるのかと思ったので。

そうやって義務として始めてしまうと、その行為自体が嫌になったりするかなーという危惧もないわけではなかったのですが、それでもそもそも施行もしないよりはいいかなーと。

ちなみにその危惧については、今のところ(六週間経過したくらい)義務というより習慣として認識できていて、自然と「今週は何を見ようかな」と気がつけば考えている感じです。悪くないです。

というわけで、そんなことを始めてしばらく経ったのですが、当たり前といえば当たり前で、最初の方の記憶が既に薄くなってきてます。

ストーリーラインを忘れたものについては、最悪もう一度見ればいいかもしれないんですが、そのとき思ったことというのはその時点においてのみの感想で、再度見ても取り戻せる保証はないわけです。
なので、そこはなんらか残しておきたいな、と。

そんな感じで、前置きが長くなりましたが、見た映画について頭から順を追って思ったことを書いておきたいということで、これを書いています。

思ったことなので、雑然としたままであんまりしっかりまとめるつもりはないです。
方針とかは決めてませんが、とりあえずネタバレをするときはその旨記載するつもりなので、一応安心して読める予定です。ただおすすめ記事とかではないので読んで面白いかは微妙。

それでは一本目から。 とりあえず今に追いつくまではハイペースでいければと思います。

メッセージ

記念すべき一本目は「メッセージ」でした。
なぜそれをチョイスしたかというと、SFが好きなのと、ポスターのヴィジュアル(上の顔の入ったやつではない)が非常に好きで、印象に残っていたからです。
そのヴィジュアルが amazon を開いたら表示されたので、そのまま決めてしまったという感じです。

あらすじ

世界中に巨大な謎の物体が出現し混乱に包まれる中、言語学者の主人公が未知の言語の解読を依頼される話です。

感想

非常に良質なSFでした。
SFに求めるところの一つとして、新たな世界や考え方の提示みたいなものがあるんですが、この作品は現実の近い延長線上に新しい領域を真実味を持たせて置いているのが非常によかったです。

また、ポスターのヴィジュアルに始まり、主人公の家、謎の物体のある地球の風景、未知の生物と対話する空間、空間に対して発される未知の言語など、絵が非常に力強く、どこを切り取っても絵になります。

しかもその絵が、作品の示す一つ上の領域と、方向性としてとても調和していて、絵も使って世界を描写できる映画という媒体としての強さが遺憾なく発揮されてます。

一点、謎の物体への侵入経路の絵のアトラクションっぽさが強く、作品通しての物体の描写とレベルがずれている感じを受けてしまった、というのが少し残念でした。
脚本として、異界への侵入という表現はよく、また重力の切り替わりなど演出もとてもよかったんですが、四角の切り抜きにテクスチャというものとしての通路が、どうしてもテーマパークのオブジェクトに見えてしまって、結果として他の部分の人間味、というか人間への親和度のレベルと違って見えてしまいました。

これは、絵が全体的に完成していたので目についてしまっただけなんですが。

とりあえず、とてもいい映画でした。
この作品でいいスタートダッシュをきれたのが、習慣化できた要因の一つかもしれないです。

まとめ

そんな感じで、備忘録でした。
この辺は既に忘れつつの備忘録になってしまっているので、どのくらい意味があるのか微妙。なので、早めに追いつきたいと思います。
まあ、細かい部分を書けば書くほど、今度は記事にする意味が消えそうですけど……。

本来ならここに次回は〜みたいな展望を書く感じだと思ってますが、今回は既に過去のことなので、そういうのはなしで。

ブルーレイのジャケットはこっちでした。
百万回言われても顔とか入れてしまうのはやっぱりそっちの方が受けがいいんでしょうかね。余談。

さらに余談なんですが、amazon プライムにサントラとか結構あって、聴ける音楽が増えるのも予想外に嬉しいことでした。

プライム is 強い。